セルフ葬儀ってなに?
故人本人は、「家族に経済的負担をかけさせたくない。また親類縁者も遠方からわざわざ来てもらうのも忍びない」という思いがあり、また家族は「経済的にゆとりがない。でも、葬式は出してあげたい。」という思いがある。
葬儀とは、「どれだけお金をかけたか」ではなく「どれだけのことをしてあげられたか」ではないでしょうか。
セルフ葬儀は、葬儀社に依頼することを自分たちで行うわけですから、それなりに大変です。しかし、数十年前まで、日本全国各地域で、近所の方々に協力してもらい自分たちで行っていたわけですから、できないことはないのです。
私共NPOは福祉事業団等また各自治行政機関と協力体制を図り、
「NPO日本製ひつぎの会」
大分のNPO法人豊後のひつぎ、
熊本のNPO法人九州中央バイオプロジェクト やすらぎの柩、
鹿児島のNPO法人コフィンの夢、
福岡のNPO法人未来日本の風の4法人は、そんなセルフ葬儀を詳しく解説しご支援致します。
新しい形の葬儀が受け入れられつつある昨今、形にとらわれない本当の意味での「葬儀」が問われているのではないでしょうか。
セルフ葬儀の流れ~病院編~
旅立ちが近づく前に知っておきたい事などを分かりやすく解説いたします。
臨 終 → 救急搬送で病院へ。※死亡診断書の発行とエンゼルケアの実施。※納棺後ご自宅へ。
↓
安置・儀式 → ご自宅 ※納棺状態でお通夜
↓
火葬 → 火葬場
◎病院では
死亡診断書を必ずもらう。
先ずこれがないと、ご遺体を移動させることができません。これがない状態で移動すると「遺体遺棄罪」や「保護責任者遺棄致死罪」などに問われます。
※死亡診断書を受け取ってから原則24時間は火葬できません。
※死亡診断書は、保険会社などに提出が必要なこともあるので、数枚コピーをとっておきましょう。
エンゼルケア(死後処置)
穴に綿などを詰めてもらい、体なども綺麗に拭き取り、傷などが目立たないように死後処置してくれます。一般的には保険外負担となりますので、料金面で注意が必要です。死亡診断書とあわせて事前に料金を確認しておくようにしましょう。
※搬送において、特に詰め物に関しては徹底してもらうように注意が必要です。
ご遺体搬送(病院からご自宅へ)
ご遺体の搬送は死亡診断書があれば個人で行っても違法ではありません。
搬送する際は必ず死亡診断書や死亡届などの証明書を携帯してください。
ひつぎを積んでお迎えに行きますので、トヨタ ハイエースバンクラスの荷台が長い車両が必要です。
今回は、ご自宅でお亡くなりになって病院へ。
病院からご自宅までをまとめてみました。
次回は、ご遺体を安置されている間に、役所などへの申請など詳しく解説いたします。